「平均的なサラリーマンの生涯賃金は、2億円。株なら10秒。
それも・・・焼けつくような10秒だ・・・」
これを見たら、きっとあなたも“株”を買ってみたくなる！！

* 2002年4〜6月期にフジテレビ系列で放映されたサスペンス仕立てのヒューマンドラマ。
“伝説の相場師”の異名をとる老練な個人投資家に株の才能を見出されたごく普通の青年が、やがて身につけた知識とテクニックを武器に
悪徳巨大銀行を破滅に追い込んでいく様をスリリングに描く。
* 『ムコ殿』『ハンドク!!!』などでおなじみの“好視聴率男”長瀬智也が、株のおもしろさに魅了された青年を好演。
伝説の相場師に扮した植木等との絶妙なコンビネーションが見もの。
* 原作は『池袋ウエストゲートパーク』の著者・石田衣良の経済小説『波のうえの魔術師』。
* ネプチューンの原田泰造、『スタアの恋』の長谷川京子、NHK連続テレビ小説『オードリー』の岡本綾、『木更津キャッツアイ』の小日向文世ら
脇を固めるキャストも魅力的!

【DVD特典内容】
◆チャプター／人物相関図／あらすじ／バックステージ／出演者インタビュー（Vol.1に収録）／予告集（Vol.6に収録）

【ストーリー】
バイトとパチンコで食いつなぐ白戸則道は、将来に漠然とした不安を抱えながらもダラダラした生活を送る毎日。そんな彼に、幼なじみの充ちるは「真面目になりなよ!」と心配顔だ。そんなある日、パチンコ帰りの則道は、謎の老人・小塚泰平に出会う。そして、わけのわからないまま小塚の家に連れてこられた則道は、小塚から銀行で小切手を換金し、ある場所に届ける仕事を依頼される。状況が把握できずもしぶしぶ引き受けた則道は、換金先のまつば銀行で愕然。何と、小切手の額は2億円だったのだ!　2億円の札束を受け取った則道は、恐る恐る銀行の外へ。だが、彼のお金を狙っているような2人組を発見したことから、則道は2人組をまきながら息も絶え絶えに指定先に現金を届けることになる。そんな彼に、小塚は次なる指示を命令。それは「資金を出してやるから、株取引をしてみろ。儲けはやる」というものだった…!　一方その頃、まつば銀行桜台支店には、香港支店から呼び戻されたエリート社員・山崎が着任していた。山崎は携帯を片手にテキパキと仕事をしながら、一方で長年の顧客への融資を非情にも止めてしまう冷酷なやり手。しかも、そんな彼が日本に戻ってきたのには理由があった…。各巻2話収録。

【メッセージ】
1冊読めば株取引のアレコレがわかるという石田衣良の小説『波のうえの魔術師』が原作なだけに、株取引に関する描写はいたってリアル。株の知識を徐々に身につけていく主人公・長瀬と一緒に、観る者も学んでいける構成がおもしろい。後半は大手銀行を破滅させるためのバトルに突入し、一般取引とは無縁の世界に及ぶものの、その迫力は見応え十分。ドラマの魅力と共に、株の魅力にとりつかれてしまうこと請け合いの快作だ!