Interviewインタビュー

進撃の巨人 ATTACK FES×ライブ制作×グッズ制作
名前・所属部署・
フェスでの仕事内容

アニメ・映像事業本部 アニメ・映像プランニング部で、アニメや声優アーティストの宣伝周りを担当しております片山と申します。よろしくお願いします。

ライブ・ECソリューション本部 ライブ制作部責任者の青柳と申します。僕は2013年にライブ事業を社内でやってこうとなった時の立ち上げメンバーです。進撃の巨人のイベントで言いますと2013年に横浜アリーナで実施しました「Attack 音 体感」から関わらせてもらって、Kアリーナの公演もやらせていただきました。よろしくお願いします。

ライブ・ECソリューション本部のMDマーケティング部で、グッズの制作を主にやっております、真山と申します。よろしくお願いします。
基本的にはこういうライブやイベントがある中でのグッズの制作をやるのですが、今はライブに限らず、他部署のアーティストのグッズだったり、今回ようなのアニメのグッズだったり、声優さんのグッズなどを作るグッズ専任でやらせていただいてます。

本日はよろしくお願いいたします。
まず初めに 、今回取り上げる「進撃の巨人 ATTACK FES」において、各部署がどういう仕事をやっていったのか、具体的にお伺いしたいです。

私はプロデューサーという立ち位置で、イベント全体を統括する立場でした。委員会にも関わっておりますので、原作やアニメを出資する各社とのやり取りだったり、あと事務所、出演者、アーティストだったりとの交渉も一通りやりました。

自分はライブ制作という立場ですので、会場を決めるところから始めました。また、イベント実施するにあたって、ステージのセット・PA・照明などというステージ周りの環境、舞台側の制作、会場周りの運営と、ライブ制作部のメンバーと共に行うなかで、イベントにおけるまとめ役と予算管理を担いました。
実際2万人というお客さんを2日間入っていただきましたが、同本部内にあるコンシューマビジネス部がチケットの販売をしているので、連携をして無事に各日2万枚を自社で配券から販売するところまでも携わりました。

今回のイベントに関わったスタッフや出演者、ヘアメイク・衣装といった出演者周りのスタッフは全員で400人ぐらいいたと思います。その方々に対して、さきほど片山くんが言ったマネジメント以外の、主にコーディネートや発注、管理をおこなったほか、片山くんとリレーションを取ってイベントの中身を決めたり、真山さんとグッズを販売するに至っての会場との連携を図り、ほか社内スタッフとも事前にKアリーナ周辺で、キャラクターを1枚1枚フラッグにして掲示するなど、幅広く対応しました。

私は、グッズを作る部分で、イベントが決まって 何を作るかっていうところからですね。『進撃の巨人』はグッズをもう出し切っているぐらい発売されているので、 それ以外で何ができるかなっていうところも含めて考えました。

あとはグッズ用に書き下ろしイラストをいただいたりもするので、イラストを使うグッズを一通り自分で考えて、それを片山さんや宣伝の皆さんに提案をして、製造業者を決めて、どんどん作り始めておりました。
グッズを作る以外にも、グッズの告知するための画像を作ったり、サイトを作るための素材を準備しました。また、2万人という大規模なイベントだと普通にお客さんが来て並んで買えるかっていうと、きっと大爆発しちゃうので、「じゃあ整理券導入しよう、それなら整理券をどうやって配ってこう」みたいなことを考えて、販売チームと一緒に組み立てて当日を迎える流れになります。
イベントの構想

このATTACK FESって結構規模が大きくて、結果的には2万人も集客した大きいフェスだと思うんですが、そもそもの『進撃の巨人』でこういう大きいイベントをやると決まった経緯が気になるので、開催までの流れを教えていただけないでしょうか。

2023年が『進撃の巨人』のアニメがスタートしてちょうど10周年イヤーで、いくつか企画を走らせていて、その目玉企画としてこのATTACK FESをやりたいなっていうのは前々から構想としてあって。かつ、2023年にNHKでテレビ放送していたアニメシリーズが完結するので、作品としても集大成イベントをやりたいと考えていて。大きいイベントができないかと青柳さんに2021年頃に相談したような気がしますね。
会場選定

僕が1番最初に「Attack 音 体感」を実施したのが2013年で、その時は横浜アリーナでした。当時まだアニメが始まったばっかりの時に1万人の動員。それがあったから、最後に横浜アリーナでやりたいよねって話をしていました。
ただどうしても横浜アリーナでやれそうになく、ちょうどKアリーナがオープン、2万人収容のアリーナなら押さえられそうだと…、でも2万人も集客出来るのか!?という話を最初片山くんとしました。Kアリーナは1番上の席を埋めてしまえば1万3000人モードができるという話で、万が一たくさん来てくれたら、2万人入れればいいじゃないっていう話になって、 Kアリーナに決めました。それが多分始まりですね。

まだKアリーナが完成していない時に会場を抑えましたね。

最初は金土日で3日間本番をやろうって話でした。
『進撃の巨人』でオーケストラのコンサートも過去やっていたので、金曜日はオーケストラで。
じゃあ、土曜日か日曜日で声優さんが集まったら、声優さんの朗読のイベントをやろう。
もう1日は、できるかどうかわからないですけど、今までの主題歌、オープニング(OP)、エンディング(ED)を歌ってきたアーティストを集めたフェスをやったら盛り上がるのではという3日間構成でした。金土日でやろうというところで、企画はスタートしました。
アーティストのブッキング

次に、出演アーティストがどういう風に選定されたのかをお伺いしたいです。先ほど、フェスの構想とそれに合わせて出演者を選んだとおっしゃってましたが、その中でも大変な作業であるスケジュールの調整は、どういう風に取りまとめて1つの日付にしていくものなんですか。

このイベントの場合は先に会場の日程を出して、そのピンポイントで出てきた日程を出演者に当てるという順序でまず調整をしていました。実際は去年1月の最終週の金土日あたりがイベントの候補だったので、その候補日をこちらが出てほしいと思っている出演者に相談をしていくという形で進めました。

また、今回は集大成イベントでしたので、声優のブッキングだけではなく、国内外でものすごく人気があるOPとEDのアーティストと劇伴の作曲家も全員出演させたいと思っていて。OPとEDを歌唱しているアーティストの大半はポニーキャニオンの音楽事業本部に所属していたので、音楽事業本部の各担当に企画書を投げて、「この日に出演していただけませんか、歌う曲は『進撃の巨人』のタイアップ曲のみです」というように全アーティストに打診しました。

あと、劇伴作家の澤野弘之さんとKOHTA YAMAMOTOさんに声をかけました。オーケストラ形式にしたかったので、その2人だけじゃなくて、そのサポートのバンドや、オーケストラのストリングスチームとかにも声をかけて、日程をキープするというのを、数ヶ月、なんなら 1年ぐらいかけてようやく決めました。
その結果、メインキャストはライナー役の細谷佳正さんがスケジュールの調整がつかなかったのですが、それ以外のキャストはほぼ全員登壇できました。

音楽に関しては、Season 3 Part 1オープニング担当のYOSHIKI feat. HYDEはスケジュールが合わなくて。でもYOSHIKIさんからはビデオコメントを依頼して快諾していただけたので、海外のレコーディングスタジオで撮っていただいた1〜2分ぐらいのコメントを流すことができました。会場にいる人も驚いたと思いますね。
グッズの作成タイミング

ここまでお話を伺ってきた、会場を抑えたり出演者のスケジュールを調整するなど、イベント作りが進行していく中で、グッズはどのぐらいのタイミングで作り始めるものなんでしょうか?

そうですね。結構ポニーキャニオンだと、主催や運営の全てを自社がやることも多いので、ライブが決まったっていうタイミングで、じゃあグッズ担当どうするっていう話が降りてきて、すぐスタッフが決まる流れになります。ものによっては、3~4ヶ月ぐらい前から始めないと、間に合わない商品がまずあるので。
例えば2ヶ月前に言われても、もうスケジュール的に作れませんっていうのも全然あるので、本当にイベントが決まった瞬間にできればグッズ側に降りてきてくれると嬉しいです。

グッズは何人ぐらいで相談して決めているんですか。

今回は私がグッズを作る側として1人で立って、片山さん達に相談しながら進めていくっていう流れです。

グッズを考案するのは真山さんがほとんど1人でやられてるって感じなんですか。

そうですね、まずは自分で考えて。でも制作の方々に案をもらってそれを作っていくっていうこともあります。他の案件も大体そうですね。

そうなんですね。 イメージでは、何人かで集まってどういうグッズがいいか、話し合って出していくみたいなイメージだったんですけど、実際は1人でどんどんインプットしてったり、今までのグッズを見ていったりして、新しいものはどういうのが出せるかを考えるということでしょうか。

ですね。あとはアーティスト本人とそのマネジメント周りとみんなで話すっていう時もありますね。
その時も基本的にはグッズ担当が案を出して、 プラスこういうのを作りたいっていう話とかをして。もうちょっとこういうのがいいんじゃないっていう意見を出し合う機会もあります。

今回のイベントにおいては、『進撃の巨人』の製作委員会に入っている各社さんからグッズ案が出たりっていうことはあんまりないんですか。

相談して決める場合もあるのですが、今回はポニーキャニオンがイベント主催者としてグッズを作って売るケースでしたので、基本的に社内で全部決めて、今までのグッズとのバッティング有無やデザインを製作委員会の各社に確認を取りながら許諾を得て販売するというような流れでした。

それは価格とかも結構自由にというか、こっちでどう利益を出していくかみたいなところをベースで決めて進めていく感じなんですかね。

そうですね、市場の価格を見て、決めています。
集客方法

お客さんが2万人っていう結構多めの数だったと思うんですが、集客において工夫したところはありますか。

10年前の横浜アリーナの「Attack 音 体感」で、オーケストラにアニメの映像を合わせて、演者さんたちの朗読を入れるという形式のものを最初にやって、国際フォーラムでパート2もやっていて。今回は集大成のイベントだから、お客さんはそれを見たいのでは?と思いました。

それで、コンテンツとしてはもう仕上がってるものなので、最後っていうところも踏まえて言うと、もうユーザーが喜ぶものを届けないとダメだから、イベントの中身自体をちゃんとユーザーに落とし込む、知ってもらう、喜んでもらうという流れで、中身をしっかり伝える方向性でチケットを売っていくと決めました。

そうですね。キャストの方からももう1回あのイベントやりたいねみたいな話をずっと言われていて。最後は「Attack 音 体感」で締めたいと思っていました。

また、集客という意味では、初出のところで出演者全員で発表して、イベントの中身もしっかり伝えました。『進撃の巨人』は近年、1年に1回ぐらい単独イベントをやっていたのですが、今まで出てない声優やOPとEDのアーティストも出る情報を最初に出して、ファンに「このイベントは今までと違う。もう絶対行かなきゃ!」というテンションになってもらうことを意識しました。

全体的にお話をお伺いしてて、イベントを運営する側がすでにボルテージが高い状態で色々取り組んでるような感じがしたんですけど、実際そういう感じで、お客様のボルテージが最高潮の状態になるように自分たちもそれに合わせてプロモーションしていくみたいな感じなんでしょうか。

アニメの場合、やっぱり放送タイミングが盛り上がるタイミングではあります。11月に完結して盛り上がって、その熱ができる限り冷めないうちにイベントをやりたかったし、気持ちを少しでも維持しながらイベントに臨めるように、ビジュアルを出したりとか、新しい情報を出したりして、お客さんの気持ちを高めた状態でイベントに来てもらうっていうような取り組みをやっていました。
ATTACK FESに限らず、今もまだ劇場公開していますけど、ファンにとって『進撃の巨人』というコンテンツがずっと続いていくように、節目節目でイベントや催事、新規企画が出せるように、継続的に熱が作れるようなプロジェクト運営をするのは心がけていますね。
やりがい
・印象的だったこと

ありがとうございます。
ではイベントが実際開催されて、お客様の反応とかも直接見るなかで、そこで感じたそれぞれのやりがいや印象に残っていることなどありましたらお伺いしたいです。

じゃあグッズから。
グッズ制作ってやっぱり、 数量をある程度のタイミングで決めなくちゃいけないんですよ。それで、その発注数を決めるタイミングでは、チケットがまだ完売に到達してなくて、ちょっと数字が読めない部分があって。
ただその予測の中で適正な数量を設定しても、当日完売、完売みたいな状態でした。いやもう本当、大反省ですね。もう1回やりたい。
当日、片山さん達に「売れすぎてやばいです!」なんて言って(汗)

でも逆に、僕は後ろ向きには捉えてなくて。
今回は単価が高い値段設定で勝負したらバンバン売れたから、それはね、いいことじゃない。

ちょっとファンの熱量が前までの『進撃の巨人』のイベントとは全然違いましたね。

熱量がやっぱりすごかったですね。
今まで自分が担当した案件の中でも、そのお客さんの熱量というか圧というか、を感じました。
整理券を導入したんですけど、整理券の枠じゃないフリー入場もつくりましたが、Kアリーナを1周するぐらい列が並んでて、こんなの見たことないなという状況でしたね。

事後通販したよね?

事後通販しました!受注にしたので、買えなかった人も全員買えますよとしましたね。

ライブ制作の青柳さんはいかがですか。

このイベントというか、ちょっと広くなってしまうのだけど。
こういうインタビューですが、10年前の「Attack 音 体感」の時も受けてますし、そのイベント、ライブを制作するセクションには11年いまして… 僕がこう、インタビューや新人研修などで必ず言ってることがあって。
それは、お客さんが楽しむためには、演者が楽しんでないと意味がない。でもその演者が楽しむためには、それを支えるスタッフが楽しんでないと出来ないことだと思うんです。結局、お客さんを楽しませるっていうのは演者も、スタッフも、みんなで輪になって作り上げること。
そして、帰る時にみんなが本当に盛り上がって帰ってくれる姿を見たり、終わったあとSNSで盛り上がってるのを見たりすると、やってよかったなと凄く思います。

これはどのイベントにも言えることで。『進撃の巨人』っていうイベントに関していうと、もの凄い人数のスタッフが関わっているので、ちょっとした気遣いですよね。
気遣いをするというのがもの凄くイベント全体の盛り上がりに繋がって、演者自体の楽しみがユーザーに伝われば、やっぱりそれってユーザーも楽しいんだろうなと。それは全てのイベントにおいて、部下たちにも「そうありなさい」と言ってます。
僕らとしては、裏方でテンション上げるためのことを僕はすごく大事にしてる。それは『進撃の巨人』というコンテンツでもそうですし、その他のポニーキャニオンのコンテンツでも、もちろん通ずるのかなって思います。

片山さんはプロデューサーという立場からいかがでしたか。

アニメの宣伝プロデューサーであり、今回のイベントのプロデューサーというポジションでこのイベントに携わせてもらったので、イベントの中身を基本的に全部考案しました。
構成を決める上で、今回は集大成であったので、この10年間の『進撃の巨人』を追体験と言いますか、物語やアニメーションの素晴らしさを活かしながら、アーティストや声優がライブパフォーマンスし、1話から最終話までの『進撃の巨人』の世界を表現するというコンセプトを決めて。
実際お客さんの反応を見る限り、それが伝わったかなと感じ取れてはいますし、ポジション的には中身を決めて、それを多くの人の力を借りながら届け、ファンから良い反応があった時にすごくやりがいを感じます。

今回色々こだわりはありましたが、特にDAY1は、ポニーキャニオン所属のアーティスト7~8組くらいが出演して、一堂に会してライブを披露するみたいな内容で、ある意味、ポニーキャニオンの音楽フェスでもあるんですよね。それは10年間続けてきたコンテンツだからOPとEDの曲が20曲近くストックされて、そこで初めて主題歌ライブが成立するみたいなことがあるので、満を持して今回実現できました。ポニーキャニオンで全て音楽の窓口を持っている、社内の部署の関わりが強いからこそ実現できたと思っています。

アーティストからしても、通常のフェスに出る時、自分たちのファンの人はもちろん自分の曲を知っているけど、他のアーティストのファンもたくさんいるのが普通で。どれくらい自分のファンがいるかわからないじゃないですか。でも、このATTACK FESに関しては、来場した2万人ほぼ全員が自分たちの曲を知っている。ある意味ホームなんですよね。出番が終わった後、高揚感というか、テンションが上がっているアーティストの方が多くて、役者の皆さんも含めてこの2万人の大舞台の前でパフォーマンスできた、『進撃の巨人』の集大成に関われたってことが、出演者にとっても特別な体験になっていた様子でした。それを間近で見ることができたことも印象的でしたね。

今回のイベントは、片山くんが言ってた通り、『進撃の巨人』っていうベースに集まってるから、どのアーティストが出ても、どのクールの、この時のオープニングなんだ、エンディングなんだっていうのがあるから。多分、 普段フェスでアーティストが感じてるのって、自分たちのファンの盛り上がりはわかってるけど、それ以外の人たちって盛り上がってるのかなあみたいなのは少なからず感じてる部分はあるのではないかと…。でも今回はどのアーティストがMCしても、みんなワーッて湧いてるから、多分自分のワンマンを2万人の会場でやってるのと同じように感じれたのではないでしょうか。

僕ら裏方で支える立場でも、それは感じてもらえた、演者に満足してもらったと感じています。このコンテンツに関わってよかったと絶対思ってくれてると思いますし、やはりそれを支えたスタッフとして、その瞬間に立ち会えたっていうこと自体が本当にやりがいだった。そうですよね?


(大きく頷き)そうですね!

感動だけじゃなくて、悔し涙もありました。実はああいうところで成功してるけれど、 自分がもっとこういう風にしてたら、もっと良いものにできたって思っていた社員もいた。できてるよって、すごいねって、慰めましたね。
やっぱりみんな欲を出したら、もっと良いものにしたい、もっと良いものにできたという気持ちが湧いてくる。お客さんは盛り上がってくれていたかもしれないけど、でももうちょっとこうしてたら、もっと良かったのになっていう、その貪欲さが、こっち側のスタッフとしてそういう人たちがいるっていうのが、本当にいいなって感じましたね。
ポニーキャニオンの
魅力

ここからは就活生に目線を向けた質問をしていきたいと思います。 改めてポニーキャニオンの魅力はなんだと思いますか。

チームですかね。
もちらん1人でやらなくてはならないことも中にはありますけど、結局1つのものを作り上げていく時のチーム感っていうのはすごい。当社の中で、共創という「共に創る」という構想が効いてるのかな。部署同士が連携する、もっといえば部署というよりか、もうお互いの人同士というか。

1つのコンテンツを作ってくっていうことに対しての役割が部署なだけであって、そこでちゃんと役割分担できるから、アニメのことは僕らの仲間では全ては分からないので助けてもらうし、じゃあそのライブの部分に関しては逆にこちらに確認してもらえるというチームで作ってます。今回の『進撃の巨人』では僕らは僕らで、8人の部下の人たちとライブ、運営の部分を、そのチームの中でこういうやり方でやろうとかはわざわざ聞かず、そこはそこのプロフェッショナルたちが集まって、それぞれの役割分担がちょっとした打ち合わせで自然と出来てる。そういうのができてるチームがポニーキャニオンは多いんじゃないかなっていう気はします。

個人的には、自分が興味ある分野やコンテンツに目を向けることもできるし、手を挙げれば関わることもできるのが結構大きいと思ってて。
やっぱいろんな作品やアーティストができるので、ずっと凝り固まらないっていうか。こういうやり方があるんだ、こういうジャンルがあるんだっていう発見もすごく楽しくて、刺激的だなとは思ってます。

そうですね、やりたいことは比較的具現化できる会社だと思うので、自分が会社入ってこういう仕事をやりたいですっていうビジョンがあれば、それに近づくことができると思います。それをバックアップしてくれる周りのメンバーがいるし、ちゃんと指導してくれる先輩ももちろんいるので、成長できる環境は整っていると感じています。

今、君たち(内定者)の1年上の先輩にマーケティングセクションで声優の花澤香菜さんの担当がいるんですよ。でも1年目とは思えないぐらいしっかりしてて、チームメンバーとしてマーケ部分を担えています。

内定式の後に、その、1年目とか2年目の方々と交流させていただく機会があったんですけど、本当に1年後こうなれるイメージがまだ浮かばないっていうぐらい、皆さん、実績というか、今こういうことやっててっていうのをわかりやすく教えてくださるし、仕事とかもちゃんともう1人で動いてることが多いんだなという印象を受けました。
理想の新卒像

今までたくさんの現場を経験されたプロフェッショナルである方々が責任者であったりメインで動いてると思うんですけど、 そういう場に新人の社員が入ることもあると思います。そういう場面を想像した時に、どういう人が来てくれたら嬉しいですか。

結構この仕事ってマルチタスクが大事だと思うんですよ。1個のことだけを常にやってたらダメだし、いくつかを同時に回せる。入った頃は何もわからないと思うので、色々聞きながらやっていくのはもちろんなのですが、それができるようになっていってもらえればなって思います。
だから、視野は広く持った方がいいと思いますよね。別にそれは仕事だけじゃなくて、プライベートでもそうでしょうし。

あとは、前向きな気持ちです。
とにかくやってみないとわかんないってところもあると思うので、やる前から考えすぎちゃってどうしようどうしようというよりかは、当社はエンタメの会社なので、楽しんだもん勝ちの仕事だと思うんですよ。 楽しくないようにやってたら、みんな楽しくないじゃないですか。
嫌なことがあっても、楽しんでた方が、笑ってた方が、いいと思う。とにかくあんまり抱え込まずに楽しんで、広い視野を持って前向きに生きれる人と一緒に仕事がしたいかなって思います。

採用面接とかこういう場面で、その質問をされる時がたまにありますが、ガッツがある人と答えています。結構体力が必要な局面が出てくるんですよ。残念ながらイベントは土日の仕事になりがちですし、忙しい時は休みが取れなかったり…。体力があって、しっかりガッツがあって、前向きに働ける人と一緒に仕事がしたいかな。 スキルとかは自ずとついてくる部分もありますし、経験を積めば、根性とかガッツがある若い人ってどの部署でも活躍できると思いますね。

本当にお2人が仰ったことが大前提というか。エンタメ業界ってやっぱりガッツがあって、前向きな人が多いです。さらに個人的に思うのは、挨拶がちゃんとできる人がいいなと思ってて。やっぱりこの業界って1人でやれることってほぼなくて。

私もどこにいても自分が下だと思って、積極的に挨拶することをずっと心がけてました。そうしていれば相手は答えてくれますし、 やっぱどこに行っても挨拶とコミュニケーションですね。そこはすごいこの業界って大事だなと思います。

やっぱりお2人も特にそうですけど、 明るいし、本当にガッツあるし、前向きだし、だからこんなに仕事ができるんだなと思うんですよ。仕事できる人たちっていうのは、誰からも声をかけられやすいし、相談しやすい。 それは社内問わず、社外の人に対しても同じだと思いますし、すごい大事だなってずっと思ってます。だから、新卒の方とかのことを思うと挨拶ができて、ちゃんとコミュニケーション取れる人って仕事もちゃんとしてるなって子も多いなと思いますし、ずっと初心を忘れずに大事にしてほしいなって思います。
就活生に一言

では、最後に就活生に一言お願いします。

視野を広く前向きに、エンタメ業界を目指すんだったら常に楽しみましょう。

同じく、エンタメは楽しんだもん勝ちだなと思うので、もし志望されるのであれば、自分が楽しめるところに入れるといいかな。

自分の好きなものを熱く語れるような人と一緒に働きたいですね。 いろんなエンターテイメントに触れて、面接に臨んでもらいたいなって思います。ぜひ、ポニーキャニオンに応募してください。