INTERVIEW

青木大空

ビジュアルクリエイティヴ本部 開発部

無謀な企画でも、
とにかくやってみる!

【経歴】2016年新卒入社
営業→ビジュアルクリエイティヴ(宣伝・制作)→ビジュアルクリエイティヴ(開発)

【大学時代に熱中したこと】映画、自転車旅

【好きなエンタメ】映画、漫画

【最近の家での過ごし方】Netflix、ラジオ、YouTube、ゲーム

【座右の銘】他人を気にしない

現在のお仕事の詳しい内容を教えて下さい

青木: IPを作る、ということで、新しく原作を作っていく仕事をやっています。実際自分たちもまだやった事がないので、後輩と僕の2人で手探りで頑張っています!今は音楽を元にして原作を作る方向性で色々考えていますね。新しい部署で今は色々とノウハウを貯めている段階なので、アニメの部署の方にアソシエイトプロデュースの様な事をやっている会社を紹介してもらって、原作作りを一緒にやっています。その原作を作るのがまず1つ。あとは、個人作家さんに飛び込みで連絡し、ポニーキャニオンと一緒に何かできないかという提案をしたりもしています。最近で言うと、アニメーション映画『音楽』という監督がほぼ個人で約7年かけて制作した映画がありまして、その映画製作者の方々に連絡をして、パッケージ販売や配信など、海外以外の窓口を全て預からせていただいています。
制作の仕事と被るところもありますが、現在は【開発】という立ち位置でやってます。

買い付けのようなことでしょうか?

青木: 買い付けは、海外作品の権利を買って運用する一次利用ですね。
僕がやっている仕事は、元々ある作品のパッケージや配信といった二次利用窓口をお預かりし、ライセンスとして取り扱って、何%かで売り上げを戻していくビジネスです。
ただ、買い付けの様な事をやりたくて動いていた時もあります。アフリカの映画で当時Twitterで話題になった作品があって。色んなツテ使って、制作者の方と連絡を取って、買い付けを出来るかなというところまで進みましたが、内容があまりにもセンシティブ過ぎて実現できませんでした。(笑)無謀な企画ではあったんですけど、上司はその無謀さも承知の上で許してくれたので、若手に自由に動かせてくれる会社だなってすごく思いましたね。

どうやって面白い作品を見つけてるんですか?

青木: 面白い作品を見つけようとかそんな意識してはいないですけど、基本的に映画はずっと観ていますね。それに加えてTwitterで色んな情報に触れているのと、あとは1年目によく色んな人と飲んでいて、そこで出来た他社の方との繋がりから生まれたものもありますね。遊んでいた友達からの情報ってかなり大きいです。海外セールスをやっている友達から海外の監督紹介してもらったりとか。思わぬ出会いとかもあるので、そこから広がっていくこともたくさんありました。

コロナ禍でそういった出会い方も変わってしまうことがありますよね

青木: コロナ前は飲み屋とかで知り合う人もいたので、そういう人に会えなくなるのは残念ですよね。
銭湯が好きで、銭湯好きで繋がって、飲み会に俳優さんとか、バンドマンとか、MVの監督さんとか、すごい人達と居合せたりすることがあって。そこで思わぬ繋がりとか出来たりするんですよ。それがきっかけで仕事を依頼したこともありました。

社外の人とも繋がりが多い中で、ポニーキャニオンの強みはどんなところだと感じますか?

青木: 映像も音楽もアニメも分社化されていないので、分からない事をすぐ聞けるし相談出来るのはいいですよね。同じ会社に色々な知見を持っている人がいるのはすごくありがたいです。

では、ポニーキャニオンの好きなところはどこですか?

青木: 皆言っていると思うので、あんまり言いたくないですけど…やっぱり「人がいい」ということが一番ですかね。
あと、会社としてポニーキャニオンは世の中に広く知ってもらっているので、例えば個人の作家さんに会いに行くときに、ポニーキャニオンだから色々なことに取り組めるよね、という風に話が広がっていくのでメリットを感じています。

就活中のポニーキャニオンのイメージはどうでしたか?

青木: 学生の時にレンタルビデオ屋でアルバイトしていたのですが、DVDの背表紙で様々なメーカーの名前を見ていて、映像業界に就職したいなと考えた時に、真っ先に思い浮かんだのがポニーキャニオンでした。当時はポニーキャニオンに対して“音楽”っていうイメージが僕には無くて、だから他のレコード会社とか受けていないんですよ。映画系に絞って全部で7社ぐらいしか受けていないです。

最終的にポニーキャニオンに入社を決めた理由を教えて下さい

青木: 他の映画会社も受けていって、企画からプロジェクトに入れる可能性があるのがポニーキャニオンっていうのが大きかったですね。

就活中、印象に残っていることはありますか?

青木: ポニーキャニオンの面接はとてもよく覚えています。服装が自由だったので、マーベルのTシャツに短パンで行ってたんです。それを、最終面接でマーベルの事とかいじってくれて、そういったところを見てくれてるっていうのが印象的でしたね。
あとは、なんだろう…大学生特有の漠然とした自信があったんですよね(笑)
幼稚的な全能感に浸ったまま、就活を終えました(笑)

営業のお仕事をされてから、現在は映像のお仕事をする中で何か活きていることはありますか?

青木: 営業経験のおかげで会社の全商材を知ることが出来きました。ディズニー作品を扱っていたり、ハロプロ作品を扱っていたり。自社アーティストのライブにも沢山行けたので、それが楽しみでもありました。
あと営業として、大きな店舗を担当していたのは大きいですね。例えば渋谷の店舗でイベントをやろうとした時に、「どうやったらいいのか」っていうのがある程度分かっていたり、今でも繋がりがある人もいるので、自分の作品でイベントを企画する時に動きやすいというのはありますね。

今後いってみたいなと思う部署はありますか?

青木: アニメの部署は、製作委員会の幹事会社として1からアニメの企画を立ち上げたりしていて、自分とは全く違う考えやノウハウを持っているので、そこはすごく勉強になりそうだなと思いますね。

あなたにとってポニーキャニオンとは?

青木: 『人間にしてくれた場所』ですね。
入社前の自分は常識とか無いなって思っていたんですけど、それに比べるとだいぶ人間らしくなってきているなと思います。(笑)ある意味、常識が無いということを受け入れてくれる会社でもありますね。