ピープル
先輩社員インタビュー
檀原由樹
経営戦略Div. 兼 経営情報管理Div. 兼 総務人事Div. 所属
- 出身学部と入社年を教えてください。
- 法学部政治学科、2009年の入社です。
- 現在担当している仕事を教えてください。
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経営企画と言っても具体的にどういう仕事かというのはなかなか分かりづらいと思うのですが、一般的に言う経営企画の仕事は大きく分けて4つあるかと思います。
①「経営管理」という会社全体や部署ごとの予算管理業務
②「グループ経営推進」という当社が所属しているフジメディアホールディングスの各社やポニーキャニオングループの各社と連携を図っていく業務
③「経営戦略立案」という会社全体の戦略を考えたり、中期経営計画の策定/管理をする業務
④「M&A、事業提携、新規事業」といった自社の既存のリソース以外に投資を行うことで新たな価値を生み出していく業務
当社では現在、①「経営管理」は収支管理部、②「グループ経営推進」はグループ戦略部、③「経営戦略立案」と④「M&A、事業提携、新規事業」領域の業務を経営企画部が担っています。
実際はなんでも屋みたいなところがありまして、社内外のいろいろなネットワークを活用することで面白いことを探し、それを社内のアセットと組み合わせて新たな価値を生み出していくことを目指しています。 - 人事部、グループ戦略部ではどのような業務を担当されているのですか。
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人事部では、いわゆる「働き方改革」や、研修制度を担当しています。
グループ戦略部では、PCI MUSICというインディーズのCD流通を行なっている会社の経営管理を中心に、ポニーキャニオングループ各社にまつわる業務や、2019年に池袋にオープン予定の当社が運営するライブ劇場の業務に関わっています。 - 入社当初の配属はどのようなものでしたか。
- 最初の配属は営業部で2年ほどいて、その後マーケティング部に約5年所属していました。
- 最初の配属は営業部ということでしたが、それは希望通りの配属だったのでしょうか。
- 配属に関して特にこだわりはなかったのですが、いかにしてものを売るかということに学生時代から興味があったので、もともと営業をやってみたいという気持ちはありました。映画やジャズの制作もやってみたかったし、そういう意味ではなんでもやりたい精神みたいなものが強かったかなと思います。その後のマーケティング部では主に音楽作品を担当していました。
- 学生時代にものを売ることに興味があったとおっしゃっていましたが、なぜポニーキャニオンでモノを売ってみたいと思ったのですか。
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大きくは2つあります。1つは、今までどのようなものに影響を受けて自分が形成されてきたかを考えた時に、音楽や映画という存在がすごく大きく、自分が好きなもので人を元気にさせられるということに魅力を感じました。極端な例ですが、「もう今日死んでしまおうかな」と思っている人が、ある楽曲に出会うことで、「明日もがんばってみるか」と思える。音楽にはそんなふうに人の人生を変える力があると信じています。
もう一つはジェントルマンを世の中に増やしたいという自分なりの野望がありました。ジェントルマンが増えれば世の中は平和になると思っているからです。エンターテイメントやコンテンツは人を紳士にするという自分なりの考えがあり、エンタメ業界に行くことを決めました。これはホントの話なのですが、実は中学生の時からポニーキャニオンに入りたいと考えていたんです。「スワロウテイル」という映画を中学生の時にビデオで見て衝撃を受けて、今までに30回くらい見ているんですけど、その作品がポニーキャニオンの出資/製作ということを知って、当時からこの会社に入りたいなと思っていました。最終面接のときにそのことを語ったのですが、「嘘をつくな」と言われてしまいました(笑)。 - ジェントルマンを増やしたいとありましたが、ジェントルマンというのはどういう人のことを指すのでしょうか。
- 人の痛みを理解できたり、周囲の人を大事にできたり、そうした心の余裕をちゃんと持っていられる人のことを言うのかと思っています。就活のときに学生がよく考えがちな、人のためになりたい、とか世の中に貢献したい、というような漠然とした想いを具体的に突き詰めていった結果、ジェントルマンを増やすことなんじゃないかなと思ったんです。
- 仕事においては、ファンの声やリアルタイムの情報を追っていくということが非常に重要だと思うのですが、どのようにしてそのような情報を得ているのでしょうか。
- 情報収集はとても大事にしています。SNSやニュースのチェックはもちろんですが、とにかくいろいろな人に会うということを心がけていて、基本的に平日は月曜日から金曜日まで夜は人と会うように意識しています。社内だけにいると自分はどうしても視野が狭くなってしまい、ふと気づいたときには、ちゃんとお客様のために仕事をできているのか、という反省の念も起こり得るので、毎日外で人に会うと決めているんです。例えば、自分が社内のことで悩んで愚痴っぽくなっているときでも、他社のエネルギッシュな人が目を輝かせて仕事の話をしているのを聞いたりすると、とてもモチベーションアップに繋がりますし、ダイレクトに人から聞く話は最強の情報収集です。また、休日はとにかくインプットを心がけています。週末には、興味のある分野や仕事に関わる本に必ず目を通すようにしていますし、学校に通ってみたり、街に出て人間観察をして、何が流行っているのかをチェックしてみたり。そうして得た情報を人に会うときにアウトプットすると、そこから話が展開して新たな発見に繋がったりということもよくあります。意識をしないと、会社生活が長くなってくるにつれ、社外の人と会う時間がなかなか取れなくなってしまい、気がつくと自分の周りには自分と似たような人しかいないということにもなってしまいますので、とにかく外で人と会うことを大切にしています。
- 仕事を続けていくモチベーションというのはどのようなものなのでしょうか。
- 営業やマーケティングを行っていたときは、実際にお客様が目の前でコンテンツを楽しまれている瞬間に立ち会えるというのが何よりもモチベーションでした。経営企画や人事といった管理系の仕事はそういったダイレクトな反応が見えにくい分、行き詰ったときにそこから抜け出すのが難しい側面はあります。なので、業務においては自分なりのゴール設定をして、信念みたいなものを持ち続けることでモチベーションを維持しています。また、マーケット感覚を常に持っていたいので、管理系の業務だけでなく、自分なりに、関連会社の現場的な仕事や、PCI MUSICをはじめ作品リリースにも積極的に関わるようにしています。所属部署や役割に関わらず、自分で業務の幅を広げられるのはこの会社の素晴らしいところだと思います。こういう仕事をしてみたい、チャレンジしてみたいと言って止められることはまずないです。
- 今後の目標についてお聞かせください。
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ポニーキャニオンが今まで築き上げてきたインフラやコンテンツという財産を、ポニーキャニオンがこれまで関わってこなかった事業領域に広げていきたいと思っています。例えば、インバウンド、介護、体験ビジネス領域などと結び付けられないかといろいろと模索しています。皆さんも、中高生のときに聴いていた音楽を聞くと、当時の色々な思い出が蘇ってきたりしますよね。レコードで聴こうが、CDで聴こうが、You Tubeで聴こうが、この効力は普遍的だと思います。コンテンツには人の思い出を彩ったり、記憶を喚起させる強い力があると思っていて、その可能性にかけていきたい。
あとは人事的な側面で言うと、とにかく楽しく、快適に働ける職場環境を整えていきたいと思います。エンターテイメントを創り出す会社なので、楽しさがあふれんばかりの雰囲気がいいなと。 - ポニーキャニオンに欲しい人材像とはどのようなものでしょうか。
- 個人的な意見ですが、やりたいことが明確にある人がいいですね。やはり、夢がある人はブレないです。ポニーキャニオンが培ってきた財産や環境をフル活用して、自分のやりたいことを実現したいと思っている人。目的意識と当事者意識、この2つを持っていることがとても大切だなと、最近よく思います。